ワイルドローズ (その2)

最近ヘンな夢を見た。
夢なのか幻想なのか何なのか?


一見現実とも思えなくもないが、「まさか …」。
現実なわけないよな …と自分に言い聞かせた。



ある夜、いつものように床についたんだが、夜中にお腹から胸にかけて妙に重たくて目が覚めた。


すると、多分「夢」なんだとおもう … いや夢じゃない、どっちだ?



掛布団の上をノソ…ノソ…と歩くものがいる。
それは直感的に亡くなった愛猫だと判った。



猫が歩く度に沈む布団。
お腹→胸→顔の付近へと歩き、最後はお腹の辺りに戻り、そして暖簾のようなものの向こうへと消えて行った。



目には見えなかった猫の姿。
確かに此処にいるという感覚。 あの暖簾のようなものは、あの世とこの世の境界線なんだろう?


もう二度と会えない愛猫を偲び、真夜中に一人「会いたい」と心から切望した。



涙が出そうになった。
でも、そんな気持ちとは裏腹に猫は成仏したんだと、疑心が確信に変わり再び眠りにつく。



この数日、この記事を書くことを躊躇しました。
夢と現実の狭間で、何を夢みたいなことを …と(馬鹿げたことだと)。



夢なら判るけど現実的にはあり得ないじゃないですか …
正直なところ自分でも、あれは夢だったのか何なのか?
判っていません。