説法

お坊さんって本当に良い事を言われるよなぁ。

なんでもない事でも、お坊さんが話されるとズシッと重みを感じる。


10年以上前の話だけど、一人でお寺へ出向いた時の話だ。
帰りがけ玄関まで、お見送りして下さった住職さんが、こんなことを仰って下さったのだ。


『人には、各々に色々とあるものです。 だから貴方も頑張って下さい』と。


一瞬、目がうるみましたヨ!! 何気ない御言葉に愛が感じられて、もし相手が住職じゃなく気のおけない友人だったなら、抱き着いて泣いてしまったかもしれない?!

自分。
住職さんに、心を見透かされたなぁ …と思った。


今フッと思い出したのでblogに書いてみた。



‥‥‥‥


行雲流水(こううんりゅうすい)

いい言葉だな …



自由で束縛されない様。
空に漂う雲/流れいく水のように/世の中も様々にうつろいゆく/…その為、人の心も気楽に気持ちの赴くままに任せて、自由に生きて行きましょう。



…と、言う意味。



気楽に生きられたら、どんなにいいだろうと思う。
なかなか出来ない。

出来ないのではなく
実行することが怖いのだ
全てを解放して手放したあと
自分はどうなってしまうのだと ひたすら怖いのだ
何もかも失ってしまうのではと この先どうなるのだと
ただただ怖くて不安なのだ



しかし。
不安や怖れをなくすには、執着を手放すしか方法はないらしい。