〜ペルソナとシャドウ・そして「もらい泣き」〜

レッドチェストナット(レメディ)12日目。



涙が止まらない …
やっと泣けたような気がする。



ふと思った。
人には各々、「背負えるだけの悲しみの量」というものがあるのではないかと。



だから制限を越える量に至ると、ペルソナ(仮面)を被ってみたり、感情を麻痺させてしまうのではないか?と。



どうやら私もペルソナを被り、色んな役柄を演じることで心のバランスをとっていたみたいだ。



ペルソナを被ると、そのうちシャドウ(抑圧、影)が現れる。
(シャドウが強ければ強いほど、辛くなる)。



… 人って弱い生き物だね。
悲しみを乗り越えようとした時、つい誰かに甘えたくなってしまう。



辛い現実の世界に、一カ所でもいいから安らげる場所が欲しくなる。
ほんの僅かでもいいから安心感が欲しくなる。



私にもあった。
ちょうどその頃に出会った人に、「連れて逃げて欲しい」と言ってしまった。
生まれて初めて吐いた言葉に、自分自身もビックリした。



いま思えば、キザな言葉をよく言ってしまったもんだと(冷や汗)。



話は前後するけど、人の感情って幾重にも層があるんだね。
泣きたい気持ちがあって実際に涙が溢れると、今度は罪悪感に似た後味の悪さみたいな気分が押し寄せてきた。



誰に対する罪悪感なのか、何に対する罪悪感なのかわからないけど、胸の真ん中にチョンと何かが乗っかっている感覚。




……
今日、「もらい泣き(一青窈)」がテレビから聞こえてきた。
この歌を聞いたら、思わず涙が溢れてきた。
止まらなくなった。



「もらい泣き」って、失恋の曲だったんだと初めて知った。