〜親子〜

「毒になる親〜 一生苦しむ子供たち〜」という本を読みました。


子供の頃に受けた傷は、子供自身のせいではないんだよ。
だからそのトラウマを親に返しなさい …という内容でした。



しかし、なかなかトラウマ返しを出来ない(できにくい)のが現状らしく、たとえトラウマ返しをしたとしても受容する親は少ないらしい。



(最初はたんなる親批判の内容かと思って読んでましたが、どうもそうではなさそう)



親も、そのまた親(祖父母)、曾祖父母 …
代々伝わってきた、その家系のルールというかやり方みたいな、良くも悪くも世代から世代へと受け継がれてしまう世代連鎖。



どこかの代で誰かが断ち切らないと、永遠に継がれていくなんて … 悲しい。
これは自分も考えていたことであった。



もしも自分がトラウマ返しをしたら …
親はきっとショックを受けるだろう、悲しむだろう、悔しがるだろうな …



年齢も年齢だし、ショックから発作を起こして倒れられでもしたら、それこそ大変!!



ほとんどの人はトラウマ返しをしない代わりに、親と距離を置くんじゃないかと思ってる(個人的な思いだけどね)。
言葉にしてしまうのは、やっぱり可哀想な気がするもの。
だからこそ離れるの(物理的に)。



この本の一節に、「身体的な暴力なら傷は治るし、外側からも見える」「でも心の傷は見えないんだよ」って。
本当にそうだと思った。